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銀河英雄伝説銀河英雄伝説

インタビュー

『銀河英雄伝説 Die Neue These』のスタッフ、キャストに作品への思いなどを聞いていく公式サイト限定企画。第1回では、元々、『銀河英雄伝説』のファンでもあったという多田俊介監督に話を伺いました。

最初に『銀河英雄伝説 Die Neue These』の監督を務めることになった経緯を教えて下さい。

学生の頃から『銀河英雄伝説』のファンだったんです。アニメ誌に載っていた版権ポスターが気になって、最初の劇場版『わが征くは星の大海』を観に行ったら、それが素晴らしくて。帰りにそのまま新宿の本屋に行き、買える分だけ原作を買って帰りました。自分が監督をするようになってからも、いずれは『銀河英雄伝説』のように、壮大な宇宙を舞台にした作品を作ってみたいという気持ちがあって。(制作スタジオの)「Production I.G」の石川(光久)社長にも、「壮大な宇宙が舞台になる作品も一度やってみたいです」という話をしていました(笑)。当時は、まさか『銀河英雄伝説』が再アニメ化されるとは思ってもなかったので、そういう作品に各話の演出としてでも良いから関わってみたいなという気持ちだったんです。そうしたら、ある日、石川社長から「『銀河英雄伝説』の監督やらない?」と言われたんですよ。

まさかの展開ですね。

自分が『銀河英雄伝説』の監督になるなんて、とても驚いたしプレッシャーもあったのですが、この機会を逃してしまうと、少なくとも、また2、30年は『銀河英雄伝説』を作るチャンスは無いわけで……。『銀河英雄伝説』に関われるなら監督でも何でもやりますという気持ちで「やります」と即答しました。

多田監督をそれだけ熱い気持ちにさせた『銀河英雄伝説』という作品の魅力について教えて下さい。

壮大な宇宙を舞台にしてはいますが、基本的には群像劇というか人間ドラマを描いた作品。一人一人の人物が本当に魅力的に描かれているんですよね。そこが一番の魅力だと思っています。

多田監督は、石黒昇監督版アニメの外伝『朝の夢、夜の歌』の第3話(Kap.III)に演出として参加もされています。ファンだった作品に関わるのは、どのようなお気持ちでしたか?

普通に依頼される仕事の1つとして来た案件ではあったんですけど、「『銀英伝』、やれるんだ!」という感動がありました。でも、当時は新人だったこともあり、プレッシャーもかなり強くて。「僕の担当話数だけ全然駄目だったらどうしよう」とか思いながら作った記憶は、今でも残っています。

今回、監督として『銀河英雄伝説』を新たにアニメ化するにあたって、特に大事にしたいと思われていることなどを教えて下さい。

自分も群像劇として好きだと言っているからには、そこを自分なりの掘り下げ方できちんと作っていくことが第一だと考えました。僕は石黒監督版が好き過ぎるので、放っておくと、それを再現するだけになりかねないんです。ですが『Die Neue These』はリメイクではないので、今、自分が監督するという意味を常に意識して、原作と同じ会話のやりとりだったとしても、そこに自分の好きな要素もきちんと入れるようにということは、最初に考えたことです。

多田監督の好きな要素とは?

単純な会話のテンポ感もそうなんですけど、どちらかと言えば、「佇まい」のようなものでしょうか……。例えば、男の人が一人立っているだけでも、そこはかとなく絵になるみたいなところというのは、自分の好きな部分だったり、得意な部分でもあったりするので。PVでは、キャプテンシートに座っているラインハルトの座りポーズなどにもこだわっていて。佇まいとして決まるような絵を描ける作画さんにお願いしたりしています。あと、若いキャラクターたちのエネルギー感のようなものも大事にしています。ラインハルトたちって、実は設定年齢で言えば20歳そこそこなんですよね。石黒監督版アニメの重厚さは、もちろんリスペクトしていて大好きなのですが、『Die Neue These』では、20代の男が歩いてくるスピード感みたいなものも表現したいんです。そういうところも僕の強みでもあると思っているので。

今後、キャラクターはどんどん増えていくと思うのですが、『Die Neue These』のキャラクターデザインの方向性についても教えて下さい。

今回、メインキャラクターデザインが3人いるんですよ。公開されているラインハルトたちのデザインをやってもらっている菊地洋子さんは、数々の作品でデザインをされていますが、どんなキャラクターを描いても、「菊地味」とも呼べるような独自の魅力を出せる人。僕は、新人時代からのおつきあいなのですが、その「菊地味」のファンなんです。今回、キャラクターデザイナーを選ぶに当たって、制作サイドから菊地さんを推薦された時には、僕としても菊地さんにお願いできるなら安心。『銀英伝』でも「菊地味」を出してくれるだろうと思いました。若くて佇まいのカッコ良いキャラクターは、菊地さんにデザインしてもらっています。

同じくキャラクターデザインの寺岡巌さん、津島桂さんについても教えて下さい。

寺岡巌君はサンライズ系のアニメーターなんですけど、僕が制作進行のド新人だった頃から、おつきあいがあって。とにかくめちゃくちゃ上手いんですよ。寺岡君には、帝国や同盟の渋い中年や老人のキャラクターをお願いしています。津島桂さんはI.Gのスタッフで、めちゃくちゃ器用な方なんです。僕のオーダーをものすごく的確に表現してくれるので、いわゆるバイプレーヤー的なキャラクターをデザインしてもらっています。若いけれど、菊地さんにお願いする主役路線ではない。でも、個性は必要というキャラクターたちですね。3人それぞれに個性があって、すごく良い感じのデザインが揃ってきています。早く、その全体像を皆さんにお見せしたいですね。

たくさんのキャラクターのデザインが上がってくる中で、良い意味での驚きを感じたりすることもありますか?

原作の中で外見についてはっきりと描写されているキャラクターに関しては、石黒監督版の印象と大きな違いのないデザインになっていることもあります。一方で具体的な描写のないキャラクターについては3人のデザイナーさんたちが、それぞれの個性を生かしながら、石黒監督版とは違うけれど、ちゃんと勝負のできるキャラクターを一生懸命、描いてくれています。上がりを見る度に「おお、こう来たか!」という驚きと楽しみがありますね。

メカニックデザイナーも3人の名前が発表されています。メカニックデザインの方針についても教えて下さい。

3人とも名うてのデザイナーさんなので、まずは皆さんが感じるものを自由に絵にして頂き、『銀英伝』という作品の理屈(設定)に合わせてブラッシュアップしていくという形で進めています。帝国軍のメカを担当してもらっている竹内敦志さんはI.G作品のメカデザインをたくさんやられている方なんですけど。曲面を多用したデザインが非常に魅力的です。同盟側をやってもらっている臼井伸二さん、常木志伸さんは、竹内さんとは対極の直線形のデザインが魅力のデザイナーさん。それぞれ、得意分野でデザインをしていただいています。

メインスタッフには、助監督として森山悠二郎さんも参加されています。森山助監督とは、どのような形で作業分担をしているのですか?

普通に絵コンテを切ったり、演出をしたりという各話参加の演出さんと同じ仕事もやってもらうんですけど、どちらかと言えばメインは、僕の持っているイメージを共有して、それを絵にしてもらうというか……。元々、森山君はアニメーター出身で、僕は制作出身なんですね。だから、僕の切った絵コンテに「もうちょっとカッコ良い絵を入れたい」という時に森山君に絵を描いてもらったりしています。あとは、作中に1、2カットしか出ない場所でも、(舞台設定を)作り込まないと、『銀英伝』的な世界観が出なくなったりもするんです。でも、『銀英伝』は美術設定も膨大な量になるので、1、2カットのために美術設定を発注するのも難しいんですよ。そういう時、森山君に「こういう場面にしたいんだけど」という話をして、実際に絵にしてもらったりしています。

森山助監督は、多田監督の代表作の一つ『スタミュ』にも参加していますね。

知り合ったのは、森山君が原画マンだった頃なんですけど。僕が番組をやる度に引きずり回してしまっている感じですね(笑)。

新しい作品を作る際、長年、一緒に作品作りをしてきた森山さんの存在は大きいのでは?

僕が助監督制という形をとっているのも、まさに、それが理由なんですよ。どうも、僕の作品作りは独特みたいで……。ガチガチにロジックで固めているわけではなく、フェチズムみたいなものもフィルムに出るタイプなので、新しい作品が始まると最初のうちは、スタッフさんに「何がどうなるのか、分からない」と言われるんです。でも、各話のアニメーターさんや演出さんの一人一人に、僕が懇々と説明していると、時間的に厳しくなってしまう。そういう時、助監督として森山君がいることで、基本的に、その作業は森山君にお任せできるんですよ。さらに、自分が何をしたいか森山君に語ることで、僕自身の考えを整理できるし、僕の演出プランを共有してもらえる。複雑な内容の番組をやるときには、助監督というのは非常に重要なポジションです。

次はキャストについても教えて下さい。現在、3人のメインキャラクターとナレーションが発表されていますが、キャスティングの方向性としては、どのような狙いがあるのでしょうか?

芝居の上手さは当然、要求されるんですけど、先ほどもお話ししましたが、実はキャラクターの実年齢が若いというところで、その若々しさなどを出せる人にお願いしたいと思っていました。基本的にメインキャストはオーディションを行なっています。

ラインハルト役の宮野真守さんのキャスティングのポイントは、どんなところだったのですか?

何度も言いますが、僕自身、石黒監督版の大ファンなので、正直、ラインハルトと言えば、堀川りょうさんのイメージなんです。でも、そのイメージを取っ払って「これもラインハルトだ」と納得させてくれたのが宮野君。それは、ヤン・ウェンリー役の鈴村(健一)さんも同じで。ヤンといえば富山敬さんの声が頭に浮かんでくる中で、「富山さんではないけれど、ヤンがそこに居るぞ」と思えたのが鈴村さんでした。

キルヒアイス役の梅原裕一郎さんも同じ理由ですか?

実は梅原君に関してだけはちょっと違って。年齢感という部分は同じなのですが、キャラクターデザインの段階から、石黒版アニメのキルヒアイスをあえて引きずらない方向で考えていたんです。だから、キルヒアイスは純粋に今回の絵に合うかという部分で見させて頂いて、梅原君にお願いすることになりました。

キルヒアイスのデザインに対しては、なぜそのような方向性で考えたのですか?

キルヒアイスは、子供の頃からずっとラインハルトに付き従ってはいるんですけど。もしラインハルトに出会ってなかったら、すごい大物になっていたかもしれないくらいの人物。その凄さを絵でも見せることで、そんな男が、あえてラインハルトに従っている状況を作りたいと思ったんです。まあ、ラインハルトに出会わなければ、花を育てるのが趣味なお父さんの影響で、お花屋さんになっていたかもしれないですけど(笑)。

先日、早くも第1話のアフレコがあったそうですが、その感想をお聞かせ頂けますか。

第1話から、まさに『銀英伝』は群像劇だなということを体験しました。というのも、第1話には、その後も継続して登場するキャラクターは数名しか出ていないんです。でも、アフレコに呼ばれたキャストは20人くらいいました(笑)。それに、例えば、今までにやっていた某番組ですと、5人対5人で対戦していて、ある意味、10人全員が主役だったんです。でも、『銀英伝』では、ラインハルトのような、いわゆる主役を張るキャラクターと、他の作品だったらモブで終わっちゃいそうなオジサンのキャラクターがガチで口喧嘩をするわけです。

作中では同じくらいの階級だから、対等にぶつかるわけですね。

そういうことなんです。宮野さんと、おじさんキャラをやられているベテランの声優さんが、お互いに自分が主役であるという形でセリフをぶつけ合う。これが『銀英伝』だなと思いました。

『銀河英雄伝説』は熱いファンの多い作品です。そんな人たちにとって、『銀河英雄伝説 Die Neue These』がどんな作品になれば良いなと思っていますか?

僕自身、改めてアニメ化することの意味を考えてみたのですが、現代の技術であればCGなども使えますし、石黒監督版よりも少しだけ絵がグレードアップできるかもしれません。まあ、グレードアップできるとしても、ほんの少しだけですけどね。石黒監督版のスタッフさんも、ものすごく上手なアニメーターさんが多いので。でも、そういう部分で、石黒監督版を観てきたファンの方にも、少し喜んでもらえるんじゃないかなとは思うんです。ただ、改めて作るからには、まだ『銀河英雄伝説』に触れてない人たちに観てもらえなかったら、意味が無いと思っています。すごくハードルが高いことだと自覚しているのですが、石黒監督版『銀英伝』などが好きな人には、新しい絵や新しいキャストを楽しんでもらいつつ、知らなかった人には、「田中先生の『銀河英雄伝説』って面白いね」と思ってもらいたい。老若男女、幅広く、『銀河英雄伝説』に触れてもらいたい、喜んでもらいたいという目標があります。

『銀河英雄伝説』の新たな入口になりつつ、コアなファンにもまた楽しんでもらえる作品を目指しているのですね。

両取りするのは難しいことですが、改めて『銀河英雄伝説』のアニメを作る意味は、そこにあると思うので。それを目指しています。

多田監督にとって、『銀河英雄伝説 Die Neue These』という作品はどんな作品になりそうですか?

僕は、テレビシリーズで描くような連続ドラマが好きなんですね。『銀河英雄伝説』という物語は非常に長くて、石黒監督版では本伝が110話ありました。つまり、もし僕もちゃんと最後まで作ることができるなら、大好きな続き物のシリーズを110話作れるわけです(笑)。そういう意味で、すごく楽しみですし、完結まで描く事ができたら幸せだなと思っています。新規の方にはまだ話せないことですが、ずっとずっと先のあのシーンはどうやって描こうかなとか考えたりもしています(笑)。

では、最後に『銀河英雄伝説 Die Neue These』の放送開始を楽しみに待ってくれている方々にメッセージをお願いします。

群像劇のすごい広がりが魅力の作品なので、ある程度の話数が進まないと、『銀英伝』の本当の魅力を感じてもらうことができないと思うんです。だから、放送が始まったらとにかく全部観て下さい(笑)。『銀英伝』の大河性というか……群像劇が垣間見えるところまでは、ぜひおつきあいして頂きたいです。

[取材・文=丸本大輔]

スペシャルインタビューの第2回は、森山 悠二郎助監督が登場予定です。
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