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イベントレポート

『銀河英雄伝説DieNeueThese 星乱』第一章先行上映会レポート

『銀河英雄伝説DieNeueThese 星乱』第一章の劇場上映開始を約2週間後に控えた9月12日(木)、『銀河英雄伝説DieNeueThese 星乱』第一章先行上映会が開催。会場の新宿ピカデリーには、いち早く第一章を観ようと大勢の『銀英伝』ファンが集まりました。
上映後には、多田俊介監督、三間雅文音響監督、磯部真彩アニメーションプロデューサー(Production I.G)によるスタッフトークも実施。3人のゲストが司会者からのさまざまな質問に答えました。
このレポートでは、そのスタッフトークパートを紹介します。

『銀河英雄伝説DieNeueThese 星乱』第一章(第十三話~第十六話)の上映が終了すると、スクリーン前のステージに、司会を務める田坂秀将プロデューサー(松竹)が登場。続いて、大きな拍手に出迎えられながら、ゲストの三人がステージに上がります。

簡単な挨拶と自己紹介の後は、早速、司会者による質問タイム。まずは、『星乱』第一章の初お披露目を終えての感想を聞きました。

磯部:「テレビシリーズの最終回から期間は開いてしまったのですが、現場の方は最終回の後もずっと止まらずに動き続けてきました。長らく皆さんに映像を見ていただく機会が無いまま、ここまで来てしまったので、とにかく早く観て頂きたいと思っていました。こうして、今日を迎えることができて、安心しています」

三間:「今日上映された話の1本目(第十三話)のアフレコが1年前のことなので、もう何も覚えていません。春までには全部出来上がっていたのですが、その後、公式ホームページを見ても何の更新もなかったので、作っただけで(上映されず)終っちゃったのかと心配していました(笑)。やっと皆さんに、大きなスクリーン、大きな音で観ていただけたので、とても嬉しいです」

多田:「テレビを前提にスタートした作品ではあるのですが、僕としては、艦隊戦を含めて、劇場のスクリーンのフレームになった時、一番見栄えがするようにと考えて作ってきました。こうやって、映画館での上映会という形で皆さんに観ていただけたことが本当に嬉しいです」

次は、以前から『銀英伝』の大ファンだったという磯部アニメーションプロデューサーが「本作を担当することになった時の率直な感想と、『銀河英雄伝説Die Neue These』ならでの制作時の苦労は?」という質問に回答。

磯部:「弊社で新たに『銀英伝』のアニメを作るという噂が流れ始めた時から、そわそわしていて。私が『アニメーションプロデューサーだよ』と言われた時には、一瞬だけですが本当にドッキリを疑いました(笑)。他にも好きな人がたくさんいる作品だったのに任せていただけるということで、より気を引き締めて。ファンでもあり、作り手でもあるということを忘れずにやっていこうと思いました。苦労した点は、とにかく、戦艦もキャラクターもたくさん出てくる作品なので、今までに関わってきた作品の倍以上の数のスタッフさんに関わっていただいていて。もちろん、取りまとめる多田監督が一番大変だったと思いますが、いろいろな方に協力していただく体制を作っていくまでは大変だったかもしれません」

田坂:「設定が上がる度に、私の方にも送っていただいてたのですが、毎週、何かしらの設定が届くような感じでしたよね」

磯部:「週刊『銀英伝』みたいな(笑)」

田坂:「本当に、そういう感じになってましたね(笑)。あのボリュームは、他の作品ではなかなか無いことだと思うので、本当に大変な現場なのだなと思っていました」

続いて、「音響監督として数々の作品に携われている中、『銀英伝』ならではの特徴などはありますか?」という質問に、三間音響監督が「おじさんが多いです」と答えると、客席から大きな笑い声が。

三間:「最近の(男性の)役者さんは少年声の方が多くて。貫禄のある軍人向きの声の役者さんを探すのは大変でした」
とキャスティング時の苦労を明かしました。

さらに、「キャラクター数の多い作品ですが、各キャラクターの方向性などについては、多田監督と事前にどのような話をしていたのですか?」と質問されると、「どうぞ」と多田監督にパス。その後は二人の掛け合いのような形に。

多田:「三間さんとご一緒するのは『銀河英雄伝説』が初めてではなくて、十数年のお付き合いがあるのですが、僕の方から『こういうキャラ付けをしてくれ』というオーダーは出していません。実際に絵を見て演じて下さるキャストさんに対して、三間さんの方から、このキャラクターには、こういう方向性の演出が合うだろう、という形で伝えていただいています」

三間:「異議あり(笑)」

多田:「あ、どうぞ(笑)」

三間:「今回は、役者さんをスタジオにお呼びした時、必ず多田監督にもブースに入っていただいて、(演じるキャラクターが)どんな役回りで、どんなポジショニングなのか、というのを最初に説明していただいてます」

多田:「そうですね。だから、三間さんには、役者さんの考えと、ディレクターである僕が絵から考えた方向性を取りまとめていただいている感じです」

続いて、キャスティングに関する質問も。

田坂:「今、皆さんにご覧いただいた『星乱』第一章にも、フレーゲル、ヒルダなど気になる新キャラクターが大勢出てきました。フレーゲル役の古谷徹さんをはじめ、キャスティングはどのようにして決めているのでしょうか? こだわりなどを教えてください」

多田:「『誰が良いですか?』と聞かれた時には、僕から希望者を挙げるようにしていますが、基本的には、まず三間さんに候補を出していただいて。その中から選ばせていただいてます。ただ、フレーゲルに関しては、ぜひ古谷さんにやっていただきたいと、僕の方からリクエストしました」

田坂:「それは、なぜだったのですか?」

多田:「(石黒監督版でアンドリュー・フォーク役だった)古谷さんにはぜひ出ていただきたいと思っていたのですが、どの役をお願いするかは難しいなと思っていて。石黒監督版ではバイプレーヤーだったので、今回もヒーロー的な役をお願いするのではなく、同じように味で勝負するキャラクターをお願いしようと考えました。

また、ヒルダこと、ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ役の花澤香菜さんは、ヒルダ役だけでなく、まだ『Die Neue These』では登場していないあるキャラクターのキャスト候補としても名前が挙がっていたことを多田監督が明かすと、『銀英伝』ファンからは大きな驚きの声が。しかし、いつか、そのキャラクターが登場する時、スケジュール的に花澤さんにお願いできるかどうかは定かでないため、多田監督が「ヒルダ役で!」と即決したとのことでした。

続いての質問は、3DCGで描かれた迫力の艦隊戦について。

田坂:「『星乱』第一章はアムリッツァ会戦から始まるストーリーになります。艦隊戦も『銀河英雄伝説』の大きな魅力だと思うのですが、艦隊戦を含めた演出上のこだわりなどがあれば教えてください」

多田:「艦隊戦については、たしかに僕も好きなのですが、実際に担当した3Dスタッフの中にも、すごくこだわってくれる人が多くて。最初は、田坂プロデューサーに、艦隊戦の見栄えを良くするためにシネスコ(ワイドテレビの画面よりもさらに横長なサイズ)で作れないか、という相談をしたくらいなんです」

田坂:「そういうお話もありましたね」

多田:「大艦隊による艦隊戦は、映画館のスクリーンで観た時に最も見栄えがするように考えられています。例えば、ロボットアニメの場合だと、戦っている1体、2体にカメラが寄る感じになるのですが、『銀英伝』では、カメラを引いた画面でたくさんの船を同時に見せるようにしているんです。3Dの場合、手描きのように一隻一隻、戦艦の絵を描いているのではなく、CG空間の中に何千隻もの船を配置して、実際にそれを動かしているので、引いた絵を作るのは(画面内に多くの船が映るため)大変なんです。でも、劇場で見栄えのする画面を作るために、3Dスタッフが頑張ってくれました」

艦隊戦以外にも、さまざまなスタッフたちのこだわりが詰まった本作。三人のゲストへの最後の質問は「『星乱』第一章をもう一度観るときチェックして欲しいこだわりのシーン」。

磯部:「8月にイッキ見上映会をした時も、(キルヒアイス艦隊の旗艦)バルバロッサについて熱く語ってしまった気がするのですが(笑)。第十五話の捕虜交換式で、ヤンとキルヒアイスがサインをしている後ろにもバルバロッサがカッコ良く鎮座しているんです。今回もバルバロッサをよろしくお願いします(笑)』

三間:「『ここが!』というシーンが今は思い出せなくて。上映が始まったら映画館で観て、その後、Twitterでつぶやかせていただきます」

多田:「気づいて欲しいというか、観ると一目瞭然なところではあると思うのですが、フレーゲルの服装です。今まで、あまり公式の場で話す機会が無かったのですが、『Die Neue These』の帝国軍の服装は、僕の趣味もあって、十九世紀の後半くらいのヨーロッパ貴族の風情を感じさせるものになっているんです。なので、黒スーツに太いネクタイ、高い襟というスタイルが多いんですね。ただ、フレーゲルだけはキャラクターデザイナーさんがデザインをする前に、僕が勝手に乗馬服姿のデザイン画を描いたんです。僕はアニメーター出身ではないのですが(笑)。なぜ、乗馬服なのかというと、フレーゲルは鞭をふるうシーンがあるので、それに合わせました。そこが僕のこだわりのポイントですね」

その後は、9月27日(金)と28日(土)に行われる舞台挨拶や、LINEスタンプ。劇場グッズなどの数々の新情報が解禁。最後は、ゲストの三人からの挨拶で締めくくられます。

磯部:「大変、長い間お持たせしました。今月末から、第一章、第二章、第三章と上映させていただくことになりますので、ぜひ皆さんに観ていただけますと幸いです。よろしくお願いします」

三間:「セカンドシーズンは全部制作が終わって、先日打ち上げもあったので、すっかり終わった気分になってます(笑)。ここからは(ファンの)皆さんにお渡ししますので、ぜひ、宣伝などもよろしくお願いします」

多田:「9月27日(金)から本上映が始まり、3か月間で3部作が上映される形になりますので、この後も引き続き、ご覧いただければ嬉しいなと思っています。三間さんから打ち上げの話も出ましたが、その席で、ラインハルト、ヤン・ウェンリー、シェーンコップの中の人たちから、「とにかく続きを作って欲しい」と言われました(笑)。僕もそうできればと思っていますので、ぜひ、たくさんの方に劇場に来ていただいて、それを実現できれば良いなと思っています。今日は本当にありがとうございました」

退場するゲストたちへの大きな拍手と共に『銀河英雄伝説DieNeueThese 星乱』第一章先行上映会は終了しました。

[取材・文=丸本大輔]

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