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銀河英雄伝説 Die Neue These
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イベントレポート

『ファーストシーズン『邂逅』イッキミ上映会」レポート

2019年8月17日、新宿ピカデリーで「銀河英雄伝説Die Neue Theseファーストシーズン『邂逅』イッキミ上映会」が開催されました。
スタッフによるトークや新情報の発表なども挟みながら、新宿ピカデリーの中でも最も大きなスクリーンで、ファーストシーズン全12話をオールナイトで一気観しようというこのイベント。会場には、熱いファンの方々が大勢集まりました。
このレポートでは、冒頭で行われたスタッフトークパートの内容を紹介します。

司会の宣伝プロデューサー星野将隆さんに続いて、スクリーン前のステージに登場したのは、シリーズ構成の高木登さん、3D監督の森本シグマさん、アニメーションプロデューサーの磯部真彩さん。まずは、それぞれにどのような役割を果たしているのかという説明がありました。

高木:「『原作のここまでの話を全24話でやりましょう』というのを製作委員会が決めた後、それを受けて、『では、第1話で何を描いて、第2話では何を描いていきましょう』といったことを考えて、提案していく役割です」

森本:「3Dに関することはすべてを統括する立場ですが、一番メインになるのは、画面のクオリティコントロールだと思います。監督から『こういう演出で、こういうカットを作って欲しい』と言われたことに対して、内容を考えてCGのスタッフに伝え。スタッフの作ったものを見て、もっとこうしよう、ああしようと話しながら、画面のクオリティをどんどん上げていく。そういう立場です。もちろん、自分でも作ります」

磯部:「アニメーションプロデューサーという仕事をどう説明したら良いのだろうと思って(他のスタッフに)相談したら、『現場のトップ』だと言われました(笑)。個人的には、作品に関わる方々がやりたいことをかなえられるように、いろいろなところにお願いに回ったり。もしかなえられなかった時には、謝ってまわる役割りだと思っています」

その後は、第1話~第4話、第5話~第8話、第9話~第12話と4話ずつ3つのパートに分けて、登壇者の選んだ見どころが映像と一緒に紹介されました。

まず、第1話~第4話に関して、高木さんが選んだのは、第1話オープニング前のアバン。高木さんが執筆した脚本の冒頭には、『銀河英雄伝説』全体の世界観を語るような壮大なナレーションが書かれていたそうなのですが……。

高木:「多田監督も非常に気にいって下さって。「高木さんも、すごいやる気だね!」と喜んでくださったんですが、本編を観たら(かなり)カットされていたという(笑)」

高木さんが書いたナレーションの全体は、その後、舞台版『銀河英雄伝説Die Neue These』の第1部の冒頭で採用。発売中のDVDで確認できるそうです。

森本さんが選んだのも、高木さんと同じ第1話のアバン。

森本:「この作品のすべての始まりですし、実際に3Dの作業的にも最初に取り組んだのが第1話のアバンでした。初めて戦艦がお目見えするシーンなのですが、戦艦の質感もすごく独特ですし、観て下さる方が、『この戦艦が動いて艦隊戦をするのか!』と高揚感のようなものを感じてもらえたらと思い、かなり力を入れたシーンです」

森本さんは、一番お気に入りのカットだというオープニングのブリュンヒルトとバルバロッサが一緒に飛行するシーンや、第3話のラインハルトの元帥杖授与式のシーンについても解説。新無憂宮の黒真珠の間に1400人~1500人のモブキャラがいる授与式のシーンについては、キャラクターが見えやすくなるように明るさを調整した画像がスクリーンに映ると、客席からは驚きの声があがりました。

森本:「こういうモブカット……一般人や兵士などをたくさん並べるカットを作ることは、3Dではよくあって。過去、たくさん作ってきたのですが、これだけ並べるのは、さすがに大変でした(笑)。実は、階級別だったり、武官と文官で分かれていたりという設定も作られていて。それに合わせて並べています。パッと見、そんなに大変じゃないカットに見えると思いますが、けっこう手間がかかっています」

第4話のエル・ファシルの空港のシーンもモブキャラが非常に多いシーン。第3話での人数や大変さをあっさりと更新したそうです。

森本:「黒真珠の間のカットは僕が自分で作ったのですが、第4話は若いスタッフに任せました。人種も性別も年齢も様々でポーズも違うし、荷物などもあったりする。非常に大変なカットなのに、何度もリテイクしたので、今も恨まれています(笑)。キャラが細かな芝居をしていたり、担当したスタッフの頑張りを感じられるカットです」

磯部さんが選んだのは、第1話のOP後、キルヒアイスがラインハルトに「星を見ておいでですか、閣下」と語りかけてからの会話シーン。

磯部:「個人的には、『Die Neue These』に限らず、『銀河英雄伝説』の名場面の1つかなと思い選ばせていただきました。1話と2話は多田(俊介)監督がコンテを描かれているのですが、このシーンは特に力を入れて描かれていた印象が強いです」

次の第5話~第8話の中で、高木さんがお気に入りに選んだのは、第7話でオーベルシュタインがイゼルローン要塞から一人で離脱するシーン。

高木:「無能な上司はとっとと見限って、泥船からは逃げ出す。……僕はオーベルシュタインが大好きなのですが、人として、かくありたいな、と常日頃から思っています(笑)」

この意見には会場から笑い声があがりました。森本さんが選んだのは、第7話のイゼルローン要塞内部の描写。シェーンコップたちが要塞の中枢へと進んで行き緊張感の高まる展開の中、要塞内に停泊している戦艦やトラムなどを非常に効果的に使ってもらえたことが印象深かったとのことでした。

森本:「この作品の設定考証をされている小倉(信也)さんは、鉄ちゃん(鉄道マニア)なのですが、トラムのカットを観て『このカットは、鉄ちゃんも納得のできだ!』というお墨付きをいただいたので、嬉しかったです(笑)」

磯部さんが第5話~第8話の中から選んだのは、第6話の食堂で、ビュコックと、ヤン、キャゼルヌがすれ違いざまに黙礼をするシーン。

磯部:「『Die Neue These』では、目線だけや、ちょっとした演技だけで、何を思っているのか、何を言いたいのかを見せるシーンが多いのですが。例えば、このシーンでも、黙礼をしている二人(ヤンとビュコック)の間に、どういう感情があるのかを想像すると面白いなと思うんです」

このような語りすぎない演出は、本作の大きな特徴の一つであり注目ポイント。磯部さんは第8話での、キルヒアイス艦隊旗艦バルバロッサの格好良さも熱弁。3Dのチェックをするたびに「バルバロッサ、カッコ良すぎ!」と思っていたそうです。

磯部:「カストロプの戦艦の前に近づいてきて、ちょっとフワッとした動きで止まるところがとにかく好きなんです。「主人公艦かな?」と思うくらいカッコ良いので、このシーンを選ばせていただきました」

ちなみに、赤いことも磯部さん的な格好良さのポイントとのこと。
続いて、第9話~第12話での高木さんのお気に入りポイントは、第9話のジェシカの演説シーン。これは原作には描かれていないオリジナルのシーンです。

高木:「ジェシカの演説は原作にもなく、アニメのオリジナル要素として立てたかったので、脚本の吉永亜矢さんにお願いして書いていただきました。とても良い内容でしたし、演出もすごく良いんですよね。第9話は、最後、ジェシカのアップで終わる。素敵だなと思いました」

森本さんが選んだのは、第11話のラインハルト艦隊の出撃シーン。

森本:「まさに『Die Neue These』ならではの見せ方になっているシーンかなと思います。1話や2話を作っている頃は、この発進シークエンスのシーンを、どれだけ高揚感が感じられるシーンにできるかは、正直、イメージできていなかったんです。でも、1話と2話を作り、そこから積み重ねてきた中で、こういう発進シークエンスが作れたことは、一つの成果だなとすごく思いました」

189秒にもわたる発進シークエンスは、クライマックスに向けての大きな見どころで、磯部さんも同じシーンを挙げていました。

磯部:「このシーンでは、ずっと同じ曲(『出港』)が流れているんですけれど、このために作った曲ではないのに、まるで測ったかのようにぴったりと映像にハマって。音響作業の時に多田監督と三間(雅文)音響監督も喜んでいました。いろいろと奇跡のような素晴らしいことが重なってできたシーンなんです」

森本さんがもう一つ挙げたのは、第12話で帝国軍と同盟軍の艦隊戦を描いていくシーン。

森本:「たくさんの戦況がある中、少ないカット数で、それぞれの艦隊の戦い方の違いも見せていかなくてはならなかったので、最初は本当にできるのかなと、すごく不安でした。でも、スタッフの頑張りのおかげで、なんとか乗り切ることができました」

磯部さんが第9話~第12話の中で、もう一つ選んだのは、第9話で、ヤンの家を訪ねたジェシカがユリアンと会うシーン。

磯部:「さっき高木さんが選ばれていた演説シーンにも繋がるのですが、ここからジェシカの運命が激しく動いていくスタートになるシーンかなと思っています。あと、このシーンだけの話ではないのですが、濡れているジェシカの描写もすごく細かいんです。そういうところも、ぜひ注目しながら観ていただきたいです」

スタッフトークの最後は、9月27日(金)から劇場でのイベント上映がスタートするセカンドシーズン『星乱』の見どころで締めくくられました。

高木:「おそらく『銀英伝』の中で最もドラマチックなシーンが含まれているシーズンでます。僕も楽しみにしているのですが、どうかご期待いただければと思います」

森本:「第1話~第12話までをご覧いただいて、『Die Neue These』の艦隊戦がどのようなものかはお分かりいただけたと思うのですが、セカンドシーズンでもスタッフが全力で取り組み、さらにパワーアップしています。ぜひ劇場の方にも足を運んで頂き、さらにパワーアップした艦隊戦をご覧になっていただければ幸いです」

磯部:「今、(ファーストシーズンの)さまざまな場面を観ていただきましたが、情報量もドラマ部分もより盛り盛りで、すごいものが出来上がったので、ぜひご期待いただければと思います。本日はありがとうございました」

スタッフトークの後、ファーストシーズンの上映がスタート。深夜には、『Die Neue These』の上映イベントではおなじみ、監修らいとすたっふ代表の安達裕章さん、エグゼクティブプロデューサー郡司幹雄さん、プロデューサー田坂秀将さんによるトークも実施されました。そこで発表された新情報などは、当サイトの「新着情報」ページでご確認ください。


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